最近、また稲盛さん絡みの本を読みました。
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JALの現場力
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です。
一度は、破綻した日本航空。
それを立て直したのは、もちろん社員の皆さんのがんばりによるところは大きかったのは間違いないですけど、やはり稲盛和夫さんという名経営者なくしての再生はありえなかったでしょう。
京セラの創業者ですから、もともとは部品メーカーですよ。
航空会社は輸送業者ともいえるだろうし、サービス業ともいえるでしょう。
ともかく、まったくの畑違いであることには間違いない。
再生をするために、京セラから持ち込んだのは、フィロソフィーと、アメーバ経営だと本では説いています。
稲盛さんなら、きっとレストランだろうと、農業だろうと、どんな業種であっても、立て直すと思います。
一言でいえば、稲盛和夫さんという人間力のたまものなんですよね。
逆に言えば、人間力に厚みがなければ、どんな手段をもってしても、うまくいかないということだろうということです。
私たちのような、浅はかな人間は、ついついテクニックという表面的なものだけを取り入れようとします。
そのテクニックのもっと、下側にある根っこの部分、ここをおろそかにして、繁栄はないのだろうと思います。
うまくいっていかないのは、根っこの部分。
もっと人間を磨かないといけません。