いま、世の中は、イベントだらけです。
エリアイノベーションアライアンスの木下氏が「地方は儲からない『イベント地獄で疲弊する』」と指摘しています。
http://toyokeizai.net/articles/-/154998
ごもっともと思う反面。
イベント当事者にとっては、それをやめるという決断をするのも容易ではありません。
それは、多くの人が関係し、その人たちの期待を裏切らまいとする心の裏返しでもあります。
当事者は、とにかく地域がよくなるために一生懸命やっている人が多いです。
だから、やめるということはとても大きな罪悪感を抱きます。そして、一時的には悪者扱いになる場合もあります。
しかし、誰のために、何のためにやっているのか、そこの原点をみないといけません。
経済的に潤うことは大事です。ただ、それでけでもダメです。
私は自分たちがそこに主体的にかかわっているのかということは、イベントを続ける上でとても重要だと思います。
過去から続けているイベントは、前例主義に陥りがちで、やらされ感満載になるケースが多い。
それなりに汗をかき、一生懸命やったとしても、心がそこになければ、やはりそれは続けられないのだと思います。
昨日、一つのイベントの中止が決定されました。
私もその会議に参加し、続けないことを後押しする発言をしました。
いまでも、その決断が正しかったのかどうかはわかりません。
でも、自分たちが主体的になれない限りは、どんなに集客が見込めるイベントでも続けることはできないと思います。
なんとなく後ろめたい気持ちはあります。ですが、もうあとには戻れません。
イベントが一つなくなっても、まだまだ地域にはイベント目白押しです。
ネガティブな経験だったかもしれないですが、ほかで二の轍を踏まないよう、この経験を活かすしかありません。