今日、私の子供が通う小学校では、卒業式が行われるようです。
大学の卒業式もだいたい今時期に行っていて、学校の卒業式は大詰めを迎えている頃ではないでしょうか?
小学校の卒業式では、他の学校はどうか知らないのですが、私の小学校では、卒業生や、在校生が一つのシナリオに沿って、楽しかったこと、思い出に残ったことを、お互いに述べあうセレモニーになっています。
なので、それを台本を見ずに話すのですから、演劇のように、台本があって、練習をして本番に臨むことになります。
父兄や、来賓にお披露目ということも、もちろんあるわけですが、結局のところ、卒業式は卒業する自分自身のためであり、在校生自身のためなわけです。
終わりよければすべてよしの言葉どおり、自身が学校生活を送って、学んできたことを最大限発揮する最終ステージです。
自分が歩んできたことを振り返り、自分自身の成長に確かな手ごたえを感じ、正々堂々、凛としてそこに立つ…
在校生は、いろいろとお世話になった先輩への感謝の気持ちを言葉に出さずとも、心で念じ、
そして、先輩が築いてきた伝統をかみしめ、それを引継ぎ、その覚悟を示す…
それが卒業式なのだろうと思います。
小学校は学校の躾がありますから、あまりないのでしょうが、適当にやれば適当になるし、厳粛に、厳かにしようと思えばそうなります。
そういう場面をおろそかしてしまう人は、やはり人生においてここというときに、力を発揮することはできないと思います。
人生で、その場面では一度しかない卒業式。
セレモニーに参加した一人ひとりが最高に輝く瞬間であってほしいですね。