親として、自分の子供に可能性を信じて、やりきってほしいと願うものです。
しかし、経済的な理由、時間的な理由、そのほか様々な要因があって、それをかなえてあげられないことは現実的にあります。
自分が何かをつかみたくても、自身ではどうにもならないこともまたあり、その道筋を親がしてあげないとどうにもならないことがあります。
逆に、子どもが求めないのに、与えてしまうこともあります。
親の満足のために、何かを買い与えてしまうこともあります。
求めていないものが手に入ってしまうと、それに対する感謝が足らなかったり、そもそも何のためにそれをやるのか、それがあるのか、そういうことを深く考えないで与えられると、本来の目的を達することがなく、何の意味もなさなかったりすることもあります。
またさらには、子どもは何をどこまで求めていいかわからないということもあります。
大言壮語に、総理大臣になりたいとか、プロ野球選手になりたいとか、わかりやすいものであればいいですが、そもそも世の中にどんな生き方があるのか、どんな可能性があるかすら、知らないことも多いわけで、子どもが望まなくても、こんな道筋があるんだよって示してあげることもまた時に必要なのかもしれません。
いずれにしても、親として、子どもの未来を摘み取らないようにしなければと、悩みが尽きません。