
ちょっとわかりにくいんですが、関神社の交差点を過ぎて、但馬トンネルに向かって走っている途中の反対車線のヘッドライトが延々と続いている写真です。(これは、2週間前のものです)
よく、旅行したときなんかに、最後の締めの言葉で、「帰るまでが旅行ですから…」っていう常套句があります。
よく、旅行したときなんかに、最後の締めの言葉で、「帰るまでが旅行ですから…」っていう常套句があります。
私は、お客様の満足という点においても、そのフレーズがすごく大事だと思っています。
スキーに来られたお客様が、スキーも楽しかった、宿の方にも親切してもらえた…だけど、アクセスは最悪だった…っていうのではその旅行は、おそらく満足につながらないのです。
だから、高速道路を延伸しろ!っていいたいわけではないんです。
物理的な距離を縮めること以上に、快適なアクセスをにするためにオペレーションが重要だということです。
私の会社は土建屋でもあるので、道路の除雪もしています。
当社が担当するところは、生活道路そのものですので、来訪者が使うところの路線は担当してはいませんが、快適なアクセスを提供する一端は担っています。
だから、提供する立場だから見えるものがいろいろあります。
先日のブログ
にも書きましたが、11日のオペレーションは非常にまずかった…。
西日本全体が混乱したので、ここだけの問題ではなかったといえばそれまでなんですが、
おそらく、あの11日に出かけられた人は、もうくたくたの1日だったと思います。
いくらスキー場や、宿が努力を重ねても、
「もう冬山はたくさんだ…。」
そう思われてしまったら、お客様は二度と帰ってこないと思うのです。
私は、地方創生は、「観光が牽引する」と思っている一人です。
魅力的なサービスや、体験の創造はもちろん大事です。
ですが、そこだけががんばってもダメなんです。
家を出てから、帰るまでのすべてが向上できる状況を作り出さないといけないのです。
新しく道路を新設したり、新しい商品の開発にくらべると、オペレーションを改善することはとても地味です。
それを成し遂げても、普通の人はそこに気が付かないからです。
道路が冬にも支障なく通れることは当たり前だと多くの人が思っているからです。
私たち建設業が担う地方創生は実はこのような光の当たらない部分だと思います。
でも、これをやり切らない限り地域の未来はないと思うべきです。