昨日は、スキーの中学校、高校の県大会がありました。
予定されていたニューおじろスキー場の積雪が十分ではないため、急きょ、奥神鍋スキー場のコースを貸し切り、ナイターでのレースとなりました。
私自身は、当初から予定が入っており、現地に赴いて、選手の応援ができなかったのが本当に残念でしたが、選手の活躍ぶりを頭の中で想像しながら、気持ちは現地で観戦している気持ちでした。
それぞれの選手に、1年間のドラマがあり、勝った人、負けた人、それぞれが真っ向勝負で、挑んだのだろうと思います。
我が家も中学2年の息子が出場し、彼なりの1年間の成果が試されたわけですが、帰ってから感想を聞いてみると、実力を出し切れなかったようですが、それでも自分なりには精一杯がんばったのだろういう充実感みたいなものもあったようでした。
できるだけ高望みをしたいのが、親のエゴなところですが、彼の結果を導くために、たいした支援もしてやれなかった責任はやはり親にあるわけで、その中で彼は精一杯やったんだろうと思います。
スキーという競技は、個人の努力ではなんともしがたいところがあります。
日常生活の中に、スキーを滑るという特殊な環境をつくりだすことは、ほぼ不可能で、やはりうまくなるためには、いかにゲレンデに行って、滑る日数を作り出すかということにあります。
なので、長野や北海道など、スキーシーズンが長いところを求めていく人もいますし、海外にそれを求める人もいます。
そうやって滑走日数を稼ぎだすことが、上位に入るために、必要な戦略の一つとなります。
そして、またマテリアルスポーツでもあり、いい道具をいかに手に入れるのか、自分に合った道具を見つけ出すのかということ、これもまた重要です。
そういったことを考え合わせると、いくら個人が努力をしても、超えられないものがあり、そこは親をはじめ、周囲が十分なサポートをしていくことが重要になるわけです。
ですので、今回の成果は、半分は親の責任といっても過言ではありません。
ある意味、家族の絆も試される競技なのかなとも思ったりします。上位に入った人たちは
間違いなく親子の固い絆があったことは間違いありません。
嘆いてばかりいてもしかたありません。夏のインターハイや、甲子園のように、シーズン最後の締めくくりが全国大会、というふうになっていないのが、スキーの特徴です。
全国大会はシーズンの、ど真ん中にあって、全国大会終了後も各種の大会が続きますし、シーズンも序盤を迎えたにすぎません。これからやるべきことは、まだまだたくさんあります。
子供には大きな夢をみさせたい…というのは親なら誰しもが願うこと。
『願うだけではなくて、行動する』
って、よく他人は言っているわけですが、その言葉を今一度自分に問いかけてみたいと思います。