私の子供は3人いて、既に中学、小学となり、幼児期を過ぎました。
私の弟二人のうち、次男は息子二人、三男は娘二人で、しかもまだ乳児幼児と、子育て真っただ中な二人ですが、まったくもって子育てにおいてダメ親父だった私からすると、ほんとにいいお父さんをやっていて、いつも感心させられています。
三男はすぐそばに住んでいて、三男のところにいくと、姪っ子がよくまとわりついてきて、とても楽しいです。
そしてまた、うちの末っ子の娘は、近所に妹のような従姉妹がいるから、ちょっとしたお姉さんを演じています。
よくよく考えると、こんな関係はとても幸せだなーと思うわけです。
過疎化が進むと、地区に子どもが数人とか、地区によっては、子どもがいない集落もあったりするわけでして、子ども同士で遊ぶことがだんだんと少なくなってきています。
私は、父親も母親もとても忙しい人だったから、遊んでもらったとかどこかに連れていってもらったとか、そういう経験ってあんまりないような気がしますが、それはうちに限ったことではなく、私たち世代の近所の連中にとっては、普通のことでした。
ですが、私たちが子供の頃は、同級生もいたし、先輩後輩、ほんとに仲良く外であそびまわっていた記憶があります。それは子供たちの独自のコミュニティが形成されていて、いつでも遊べる友達がいたからにほかなりません。
私たちの子供にとっては、そうやって姪っ子たちがいることで、ちょっとしたお兄さんや、お姉さんを演じることができるわけで、そこで得るものや学ぶものは多いはずです。
現在、学童保育もさかんに行われていますが、地域にしっかりとしたコミュニティがあれば、子どもたちはそれなりにお互いに面倒みあって、育っていくということはあるわけで、ちょっと極論ですが、保育の問題を論ずるところ、真のコミュニティの形成が不十分なところに問題は起きているのかもしれないとも思うわけです。
結局のところ、少子化、過疎化はそういった子供同士のコミュニティの形成においても不利な状況になるわけですね。
本当にこの問題は深刻だと思います。