香美町は、兵庫県内でも屈指の過疎化率であることは再三述べてきました。
しかし、今年、我が村で、3人の若者が、学生生活を終えて地元に帰ってきました。
先日結婚したり、将来を見据えて、修行に出ている者も含めると、まだまだ我が村には、若者が定着する見通しがあります。
だから、私が絶望せずに、前向きになれるのは、そういった彼らがいるからですし、彼らがこれからの未来を確かなものとするためにも、われわれ責任世代が、彼らが本領を発揮するであろう10年~20年の間を、なんとか希望を持てるものにしていかなくてなりません。
特に、Yくんと、Tくんは、親御さんがスキーに理解を示してくれて、一生懸命スキーに打ち込んでいて、合宿や遠征で、日本のみならず、世界中のスキーリゾートをみてきています。
私も学生時代に、少しだけ海外でスキーをする機会を得ましたが、それでも今の自分にとってはその経験はとても貴重なものだったけれど、彼らは、毎年のように海外でスキーをして、もはやそれが当たり前の状況で、私とは、まったく感覚が違うはずです。
そういった彼らが見る将来のビジョンは、崇高でリアルなものに違いありません。
やはり目指すべきビジョンが高く、明確でないと、絶対にそれ以上のもにはなりません。
ただ、彼らにはまだまだ経験がないし、一足飛びにそういう理想が実現できるわけでもありません。
彼らが本当に活躍するそのときまでにしっかりとした足固めをするのが私たちの役割だと思うのです。
彼らと接するたびに僕らもがんばらなきゃという気持ちになります。