日本人なら、結婚式、葬式さまざまな慶弔に、お金を包みます。
日本人の常識として、お金は裸で持って行かず、のし袋に入れて渡します。
あまりにも、ふつうのことだから、それがなんでなの?ってこれまで考えてもみなかったけど、よくよく考えてみると、そうやって外の袋が相手に対して気持ちを表現しているってことです。
中身が、5,000円だったり、1万円だったり、金額もさまざまだけど、それを裸で持って行った人をいまだかつてみたことないです。
それは、札束だけでは、相手への気持ちを表現できないからです。
だから、そうやって袋に入れて、それが装飾されることによって、相手に対して、気持ちを表現しているわけです…。
物事には本質があり、それは絶対にブレてはいけないわけだけれど、その本質は目に見えないことも多く、だからこそ、そうやって纏うことによって、その価値を最大限に表現しようとしているわけです。
贈り物などをパッケージに包むことも、そのパッケージが相手に対する強烈なメッセージになっているし、人が身に着ける、衣服や、ジュエリー、そして身なりまでもが、その人の気持ちを表していることが多々あるわけです。
と考えると、すべてのことにおいて、どう表現するのかということがいかに大事か…
考えさせられます。
うむ。