昨日は、上治丈太郎さん、山本博さんと長い時間をごいっしょさせていただき有意義な時間を過ごさせていただきました。
ぶっちゃけ、これまでもオリンピアンのお話はずいぶんと聞いてきましたがけど、山本さんのお話はめっちゃ楽しいお話しで、しかも、メダリストですから、含蓄のあるお話しばかりで本当に勉強になりました。
現役のアスリートですから、近寄りがたい方かと思っていましたが、とってもフレンドリーで気さくな方でいっぺんにファンになってしまいました!
さて、ほんとうにいろいろなお話をさせていただいたのですが、その中で印象に残ったお話をさせていただきます。
山本博さんは、1984年ロスアンゼルスのオリンピックで銅メダルを獲得し、その後、長いブランクを経て、再び2004アテネオリンピックでメダルを獲得されています。
本人曰く、最も長くブランクの空いたメダリストだそうです。
山本さん、2000年のシドニーでは、日本代表になれず、予選落ちしています。
その時に、執着心を持たないことを悟ったそうです。
今でも現役のアスリートで、『世界でもっとも諦めの悪い男』を自称している方からすと、以外な発言です。
それまで、誰にも負けない練習をこなしてきて、とにかく、自分を追い込んできた。シドニーで予選落ちして、その執着してきた自分を解き放ったんだそうです。
すると、どんどんよくなってきて、先も述べた次のオリンピックでは、またメダルを獲得したということです。
つまりは、自分が今まで見ていた角度を変えて、自分の練習も振り返ってみることができたということなんです。
いろんなことについて、人は自分の見方というものがあります。
しかし、それがすべてではありません。
100人いれば100人の見方がある。
そういうふうに世の中を見れる人は、本当に正しいことがみえているんだと思います。
しかし、そういう見方をできるようになるためには、さまざまな経験を経たからでもあるのでしょう。
『執着心を持たない』
一つ、また学ばせていただきました。