小さな文化行事でさえも、それは資源になる | ニシムラマサキのブログ 【株式会社 西村工務店 代表取締役】【 SASAYA・うづかの森 オーナー】

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どうすれば地域を『素敵』に変えられるのか、誇るべき田舎になるのか、そんなことばかり考えています。

以前バリ島に行ったことがあります。

 

世界的リゾートである背景には、ビーチリゾートとして確立されている以外に、バリの伝統文化がいたるところで見られることが大きいと思います。

 

バリでも多くのバイクが行き交っていて、ヘルメット無着用の方が多くいらっしゃいました。

 

ガイドさんの説明では、バリの民族衣装を身に着けている人は、ノーヘルメットでもOKだとのこと。

 

頭にはウドゥンっていうんですかね、確かにそれを被っている人が多かった…。

 

私は、そういう伝統文化が、安全の法規制にも勝る州政府の姿勢にいたく感動しました。

 

そういうシーンがあちこちでみられ、そのエキゾチックな雰囲気に多くの観光客は惹かれていくのだと思います。

 

今、日本で、インバウンドが活況です。

 

昨年だったか、村の祭りがあった折に、青年海外協力隊で、この町からエクアドルに行っていたIさんが帰国されていて、その友人の外国(おそらくエクアドル)の方もこちらに来ていて、一生懸命その村祭りの風景を写真の収めていたことを思い出します。

 

私たちは、なんとなく祇園祭だとか、だんじり祭りみたいな大きな祭りじゃないと、観光客を迎えるに意味がないように思ってしまいますが、私たちが外国に行ったときに、普段の生活の中に見れる文化も十分観光コンテンツとして楽しんでいるのと同様、外国人もそうなんだと思います。

 

今、本当に昔から行われてきた伝統行事が、人がいないとか、面倒だとか、理由はさまざまあるのでしょうが、なくなってしまっています。

 

しかし、伝統文化は、それを行う大義があったわけで、とってつけたようなイベントとはまったくその奥の深さが違うわけで、そこをもっと大事にしていかないといけないのではないか…最近そのように思うようになりました。

 

別に観光のためだけにやるわけではないけれど、きっかけはそういう下衆な考え方であっても私はいいと思っています。

 

そんな伝統文化をちょこちょこやりながら、観光客に楽しんでもらい、地域のアイデンティティを取り戻していきたいですね。