最近、つながりの経済だっていろんな人がいっていて、確かにそうなんだろうなぁと日々勉強させてもらっています。
私の友人知人もこぞって、そんな学びの場に出掛けて勉強されていてホントに脱帽するんですが、私にも、つながりの経済の大師匠が存在します。
私の師匠…
それは、私の祖母である「みつえ」ばあさん。
もう8年ぐらい前に、なくなってますが…。
わが家は当時、別館ささやと本館ささや2件民宿をやっていて、私の両親は別館、祖父母が本館を営んでました。
祖父は、30年ぐらい前になくなり、それからは、みつえばあさんは、民宿ささやをずっと長いこと1人で切り盛りしてました。
今でも、この地域は、スキーのお客様がメインですが、建物も古く、スキーのリフトからも離れているけど、常連客さんがいらっしゃった。
祖母も80ぐらいまでずっと民宿をやっていたけど、ある日、家を尋ねたら、お客さんが、ごはんを食べた食器を自分で片付けてた(笑)
おつけものとか、ぜんざいとか、ホントに思い付きで、そんなものを時々お客様には、お出ししてました。
また、尋常小学校しか出てない人で、文字も汚かったけど、せっせとお手紙を出してましたね。
サービスなんて、これっぽっちも学んでなかったと思うけど、そんな素朴な接客には、どことない温かさがありました。
気負うことなく、自然体だったから、常連さんも、第二の我が家のように、リラックスできたんじゃないかと思います。
お客様がないときは、いっつも畑に行っては、段々の小さな畑で野菜を作ってました。
欲があったのかなかったのか、よくわからないけど、モンペを履いて、ほっかむした典型的な田舎のおばあちゃん…
そんな、飾らない祖母が大好きだったので、そんな自然体な生きざまを自分もできるような懐の深い人間になりたいなあと思います。
だから、私の永遠の越えることのできない偉大な師匠の一人です。