兵庫県の中で最も田舎にある町に住まう一人として、何をもってすれば、その地域に貢献ができるのかということを常々考えます。
何が正解かはいまだよくわかっていないし、まだ道半ばなんですが、働いてくれる仲間を増やしていくことは、その答えの一つではあるだろう…と思います。
ただ、この町の人口がどんどんと減る中にあって、すべてのマーケットが縮小するのですから、それを作り出すのは至難の業です。
世の中の仕事の多くは機械にとって代わられ、5年前には想像もしていなかったビジネスが誕生したりして、一瞬先は闇です。
確実にこれが儲かるなどというビジネスがあれば、とっくのとうにやっていることで、走りながら考え、考えながら走るということを同時並行にやりながら、作り出していくしかありません。
若者の働く場所をつくることは、地域いる大人の責任だとするなら、果敢に新しいものにチャレンジし、創造していくしかありません。
ただ、何も一人で抱え込む必要はなく、そこはいろんな人に意見を聞いて、未来をいっしょにつくっていくという思想が大事なんだと思います。
そうでなければ、一人の考えは所詮一人の考えで、いくらない頭をひねってもアイデアも何も湧いてこないのです。
創造性というのは、あるものとあるものの掛け合わせだと聞いたことがあります。となれば、多様な意見をぶつけ合わない限りにおいては、新たなものは生み出せないということなのでしょう。
老若男女がいい意味でぶつかりあって、新たなものを創造していく。
田舎が発展する道はこれしかないんじゃないかなと思います。