但馬牛食祭り、なかなか晴れ間が広がらない中にあって、久しぶりに晴れた本日、多くのお客様がお見えになりました。
今日の祭りも役持ちでしたので、裏方です…。
但馬牛がもはや、但馬の至宝であることはいうまでもありません。
そういう至宝の力は圧倒的で、ご覧の行列!
但馬牛の丸焼きに並ぶ人々…圧巻です…。
では、私たちは、その至宝を持つ地域として、今後の未来に何ができるのでしょう…。
もちろん、畜産農家は、至宝を継承する立ち場として最善線でその品質の向上に努力をされています。
だけれど、少なくとも私自身は、それにただ乗りして、自慢しているだけなんですよね。
『私の町はこんなすごい宝があるんですよ…すごいでしょ?って』
言っているだけ。
私たちトリマキは牛の『生産』に対して何の協力もできないけど、但馬牛について相手に伝えることはできそうです。
ですが『すごいんだ、すごいんだ』って、ステレオタイプのように、言っているだけでは、とってもむなしい。
但馬牛って、とても寡黙だと私は、思います。
寡黙であるが故に、牛の気持ちを心で受け止める必要があります。
ドラッカーはかつて、こう言いました。
『学ぶことのできない資質、習得することができず、もともと持っていなければならない資質がある。他から得ることができず、どうしても自ら身につけていなければならない資質がある。才能ではなく真摯さである」って…。
但馬牛を正しく理解し、誠心誠意、真心をこめて伝えれること、それが私たち但馬人の責任なんじゃないかって…
そんなふうに思います。
