ローカルカルチャー | ニシムラマサキのブログ 【株式会社 西村工務店 代表取締役】【 SASAYA・うづかの森 オーナー】

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どうすれば地域を『素敵』に変えられるのか、誇るべき田舎になるのか、そんなことばかり考えています。


 

 

色が同化してしまってわかりにくいですけど、カニがうじょうじょ…分かります?

 

このカニ、実は川ガニ。

 

あーちょっと、写真の中にそれとわかる大きさのものを入れなかったんで、サイズがわかりにくいですね。

 

これ、甲羅のサイズは直径10㎝ぐらいなんです!

 

何度も言いますけど、海のカニじゃないですよ。川のカニです。すごいですよね。

 

矢田川の下流域で獲れたものです。

 

私の家のすぐ横を流れる川は大谷川と言うのですが、この矢田川の支流になります。

私の家(ハチ北)は、ここが獲れた場所から15㎞ぐらい上流に位置します。

 

正直な話、この川ガニ、ヨワイ40を超えて初めて見ました。

 

まだまだ、知らないことだらけですね。

 

平成の町村合併時に、さまざまな議論がありましたが、この矢田川水系で一つの町にしようということで、今の香美町になったいきさつがあるので、うちの町にとって、この矢田川はそういう意味で特別な場所でもあります。

 

カニを獲った場所は、香美町村岡区味取(みどり)というところですが、このあたりは、昔から鮎やウナギ、川ガニなど、川の恵みを生活の中に取り入れているところで、この地域にとってはまさに母なる川。

 

それと比較すると、上流域である山の人間の私たちは、遊び程度で、魚つりをすることはあっても、生活とはそれほど密着していなかった。

 

昔、私たちの周りは兎塚村(うづかそん)という一つの自治体で、下流域は、射添村(いそうそん)といいました。

 

昭和30年代の町村合併で、村岡町となり、平成の大合併で、香美町となりました。

昔、一つの自治体が形成されていたということは、そこに、固有の文化があったという証でもあります。

 

東京からみれば、わずか15kmは大した距離ではないかもしれないけど、その15kmで文化も異なってくるということですね。

 

地元にいながらにして、地域特有の文化があるということに、驚きを隠せません。

日本って、だからやっぱりおもしろいですね。