
田舎にいると、やらないといけない地域の活動はいろいろあります。
いわゆる日役といわれる、地域の奉仕作業、ゴミ拾いとか、草刈とか、祭りの準備、片付け、などなど…。
基本的には地域の人全員参加。
ただ、これらのことって、生産性を問われることはあまりありません。
老若男女が参加し、中には、老体にむちを打ってご参加されている方もいます。
だから、
『まー、できるだけやっていただければ…』
ということになります。
まあ、それは確かなことなのですが、だからといって、生産性を問わなくていいということはありません。
生産性の定義もまあ2種類あって、同じマンパワーで、できるだけ多くのことや、より高いレベルで仕事をなしとげること、もしくは、同じことなら、できるだけ効率よくやるということ。
地域の活動の場合、費用というものが基本発生しません。
みんながボランティアです。
だから、一般の企業などとは違い、費用というものが発生しないので、余計にそういうところにフォーカスをしません。
しかし、生産性が下がるということは、一人ひとりの貴重な時間を失っていくということであります。
そして、それが繰り返されると、地域のモチベーションが下がっていきます。
私は、地域経営っていうとおおげさだけど、地域にもクオリティがあると思っています。生産性の高い地域は、他からみて、ほんとうに活力ある地域に映ると思います。
そういうところには、人が吸引されていくし、なによりそこで暮らしている人が活き活きします。
日役はそもそも地域を活き活きとするためにやっていること。
であれば、より生産性があがるようにするということをもっと、真剣に考えるべきだと思います。