
ユニクロが失速しているという記事を見ました。
私自身も、ユニクロのアイテムはいくつか持っていて、安いし、丈夫だし、ほんとに素晴らしい製品だと思います。
だけど、ユニクロはファストファッションなのだと世間では言われていて、たくさんのアイテムをいくつも抱え、いろんなファッションを楽しむもののようですね。
ファッションのことはまったくよくわからないけれど、もし、1度や2度着て、それでタンスの肥やしになっているとするなら、それって本質なのかなと、おやじ心で感じてしまうわけです。
ユニクロは日本を代表する企業になったと思います。でも作っても作っても売り上げが失速してしまうこの世の中は、それは少し違ってきているんじゃないかと思ったりするのです。
経済を加速化するためには、モノは売れなくてはいけない。
とされているけれど、人間が、1年に服を着る回数は、365日分しかない(まあ、1日に何度も着替えれば別ですけど)し、ではその着なくなったものは、タンスの肥やしか、それとも廃棄物になるのか、人に譲られのかわからないけど、どうも、世の中にはモノがあふれすぎているような気がするのです。
モノが売れないと、経済が加速しないのだとすると、これ以上に世の中にモノがあふれてさせてしまわなくてはいけないのかと思うのです。
モノはこれ以上世の中に増やさないように、でも経済を回していく…となれば、形あるものではなく、形ないものにお金を使う…
ってことなのかなと素人に思います。
形あるモノでも、形のない部分にお金を払う、それはそのモノの物語であったり、生産者の心いきとか、あるいはつながりであったり…。
結局のところ、モノを手に入れるということは、生活の『安心』を手に入れることであったり、『喜び』を手に入れることであったり、最後は心の問題にいきつく…。
であれば、経済というのは、心の問題…
『あー幸せだなー』と思える瞬間を増やしていくこと。それを持続させていくこと。
心に残るモノが世の中に広がると、きっと経済はよくなるような気がします。