
先日、中国重慶市人民小学の20名のみなさんが、私の子供たちが通う兎塚小学校に来ていただきました。
なんと重慶人民小学は、生徒2000名オーバーだそうです。
重慶のことはほとんど何も知りませんが、想像するに、大都会の生徒さんということなのでしょう。
一方の兎塚小学校は、70名ちょっとの小さな学校。
日本の都会の生徒さんも、大人数の学校から、ここに来れば、そのギャップに驚くことでしょう。
当たり前ですが、転校でもしないかぎり、自分が通った学校が自分にとってのスタンダードになります。
それ以外のことを、こうやって疑似的に経験することで、いろいろな考えが頭に浮かぶはずです。
兎塚小学校の生徒からすると、2000人の学校ってどんな教室なんだろう?、友達はどんなのだろう?
給食は?通学は?
疑問が次から次から湧いてきます。
これは重慶の小学生も同様でしょう。
まして、言葉の違う国の人です。ますます疑問がわいてくるに違いありません。
異文化交流とは、そういう自分とは違う何かがあることに気づき、それを知り、理解しようとすることに他なりません。
頭の中にさまざまな思いが駆け巡ること、体験を深めるとはそういうことなんだと思います。
帰ってから、こどもたちにどうだったと聞いてみました。
『とっても楽しかった!』
世界にはさまざまな問題が存在します。
彼らが、大人になったときに、今日のわずかな国際交流が、問題を解決する一つのきっかけになることを願っています。