ローカル線は、プログラムの一つ | ニシムラマサキのブログ 【株式会社 西村工務店 代表取締役】【 SASAYA・うづかの森 オーナー】

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どうすれば地域を『素敵』に変えられるのか、誇るべき田舎になるのか、そんなことばかり考えています。





以前団体の旅行で、タイのバンコクに行くことがあったけど、所用があり、一日早く帰らなければいけなかったので、団体とは別行動をしなくてはいけないことがありました。


言葉には、いささか自信はなかったけれど、ちょっとでも交通費の節約をしたかったのと、何より現地の空気を感じたかったので、ホテルからタクシーで最寄りのモノレール駅まで行って、そこから、空港までスカイトレインに乗りました。


私、乗り物が大好きです。

それは、飛行機とか、高速鉄道とかそういったものだけではなくて、ローカルなバスもすきだし、地下鉄もです。

正確に言うと現地の人と同じ目線で、そういうローカル交通を利用するってのが好きといったほうがいいかもしれません。

外国の地下鉄に乗れば、まんまその国の生活が垣間見れます。


タイに行ったときに遭遇したのは、日本の都市部とそう変わりない、老若男女がスマホに向かっている姿でした。

そんな姿を見て、外国の都市は、日本とそう変わらないなと思ったものです。でもそれが、その国の文化度合いなのであって、とかく外国旅行に行くと、民族芸能ばかりを見せられるので、あたかもそういう文化レベルなのかなと錯覚していまいます。


ひるがえって、日本での観光を考えるときに、私たちは、お客様に対して、ついつい現地の貸し切りバスに乗せてしまわないといけないと思ってしまうけど、いや、このローカルな移動そのものは十分観光のコンテンツになりうるんじゃないかな?と思います。

国によっては鉄道網が十分でないところもあるし、日本の中でもローカル線は、無人駅があって、ワンマンカーで、乗り降りしたりするところもあったりするわけで、そういうことを見たり体験することがすなわち異文化を体験することだと思います。

もちろん、言葉の問題があるから、日本人でもけっこうまごつくのに、それを外国人だけに委ねてしまうとしんどいけど、いっしょに切符を買ってあげたりして、安心してガイドしてあげれば、そういうものを体験したい人ってけっこういるんじゃないかなーと思うのは私だけですかね?

通訳案内士の問題とか、旅行業法の問題とかいろいろカラムのだろうけど、もっとそういう視点で地域のコンテンツを見てみるってのは大事なんではないでしょうか?