規制⇔緩和 | ニシムラマサキのブログ 【株式会社 西村工務店 代表取締役】【 SASAYA・うづかの森 オーナー】

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どうすれば地域を『素敵』に変えられるのか、誇るべき田舎になるのか、そんなことばかり考えています。






先日、京丹後市でウーバーのサービスがスタートしたことがメディアに取り上げていました。

京丹後市は、私の妻の実家があるので、何度も行ったことがあるわたしにとってもなじみのあるマチなので、日本初のウーバーがそこで開始されたことはとても関心があります。

一方、ウーバーのサービスは、タクシー業界など既存の移動サービスを行っている業界にとっては、目障りな存在であることは間違いがありません。


宿泊業においては、AirBnBの勃興など、民泊を本格導入しようという動きがあって、それにかかわっている我が地域や私自身にとっても他人事ではありません。

私も去年、実際にAirBnBを実際に利用してみました。

なるほど、単に便利なだけでなく、とてもユニークなサービスで、管理人とも触れ合えるという意味で、とても楽しかったので、急速に伸びているのもうなずけます。


しかし、そういった新しいサービスの導入がはじまった背景としては、既存の業界があまりにも、自分たちの業界を守るべく規制をしたが故に、お客様のニーズを見失ってしまったことにも一因があるのではと思います。

例えば、参入障壁をどんどんあげて、新しい事業者の参入を許さなかったが故に、価格などがどんどんと吊り上がって、結果としてお客様が本当に利用しやすい料金を超えてしまったということはあるのではないでしょうか?


また例えば、旅館業界などでは、何かの事故が発生するたびに、消防の規制をどんどんと厳しくしていきました。お客様の安全を確保するのは、事業者の使命だけれど、それを遵守しない業者が一方で現れてしまったりすると、オーバースペックと言われるぐらい、さまざまな法規制を課してきて、それが故に、新規参入の障壁になってしまったということもあると思います。

その産業が健全に発展する「ちょうどの頃合い」というのがあって、私たちはそれらを常に意識する必要があると思います。

そういうものがなされなくて、何かが極端に偏ったときに、新しいサービスが入り、一揆にその業界の勢力を覆したり、あるいは、業界全体が沈みこんだりすることになると思います。

世の中の動きを俯瞰してみることが大事ですね。