北近畿豊岡自動車道が、八鹿氷ノ山インターまで通るようになって、私自身の行動パターンもずいぶん変わってしまいました。
昨日、久しぶりに、とあるところを通過しました。
私の記憶にかすかに残っているのは、30~40年前は、そこは、もう華やかなロードサイドで、家族で中華料理を食べて、とてもおいしく、また楽しかった思い出がよみがえります。
しかし、その中華料理店はもう存在しなく、また左右にびっしりと並んでいた店も今はまばらにあるだけです。
道がよくなって、私たちの生活はさらに便利になったけれど、それによって、人の動きが変わり、商売もなりたたなくなるという現実はあるわけで、そういった店主の心のうちは果たしてどうなのだろうかと思いを巡らせてしまいます。
これは何も、ロードサイドだけの話ではなく、すべてのことにいえることで、私たちの商売とて、例外ではありません。
時代を見据え、常に先をみて、その時代に適応した商売を考えていくということなのでしょう。
ロードサイドにあった、あの中華料理屋さんの店主がいまどこで何をしているか分からないけれど、そういうことをしっかりと見据えて、次の手を打っているのならいいなあと思います。
ただ、不動産をもつために借り入れをしても償還年数はけっこうかかるので、こういった時代に変化に機敏に対応できないものもあって、ほんとうに商売は難しいですね。
久々にとおった道でそんなことを考えました。