10人いれば、10通りの楽しみがあるのでしょうが、私が好きなのは散策。
世間的には、まち歩きっていうのでしょうが、私の場合、まちだろうが、山だろうが、海だろうが、その土地の雰囲気を感じることが好きなんですね。
きっと、けっこうな感じで、まち歩き好きな人は多いんじゃないかなー。
でも実は観光名所ってあんまり好きじゃない。
だいたいどこかに行くときは、必ずジョギングシューズとジャージを持参してます。
朝早くおきて、うろうろ1時間ぐらいするんです。
薄暗かったりするので、まだ何も動き出していないのがいい。
ときどき、まちなんかに泊まったときには、飲み屋さんとか多いようなところも、うろつきます。
そういうところはだいたいゴミも散乱しているし、そのまちの本心が現れているような気がします。
私が一番心ときめくのは、普通の人の普通の生活でこぎれいにしているまちなみ。
そういうところに行くと、もうほれぼれしちゃいますね。
観光名所は、それこそ、観光客がいつ来てもいいように、きれいにしてますけど、なんとなく、うさんくさいかんじがするんです。
普通のまちは、そんなことは考えてもいない。だけど、住民の人の意識がたかいところは、何がどうってわからないこともおおいけれど、なんとなーく肌で感じるんですね。
これって建物や道路が新しかったらいいっていうのではないんですよ。
そこの人たちが、丁寧に暮らしているかどうかなんですよね。
さて、果たしてうちの村や町はときめきを感じられるのだろうかと、自問自答します。