間伐された山は、木々の間から陽が差し込み、下草が生え、森が健康になっていくわけですが、そういう森はとても美しいものです。
そういえば、数寄屋建築に代表される日本の美は、究極のミニマリズムにあると聞いたことがあります。
成長の中の経済にあっては、すべてのものを拡大しても、それを受け入れることができるものがありました。
しかし、今は、外枠はもう既に決まっているわけで、あちらをたてれば、こちらがたたずといったことがあちこちであります。
となれば、本当に重要なものにしぼりこみ、無駄をそぎ落とし、最大の効果をあげることを考えなくてはいけません。
日本は古来から、足るを知る文化でもありました。
この田舎がもっと素敵に輝くためには、何をどう引いていくかということを考えることも重要ではないかと思います。
成長の経済から、均衡・縮小の経済へと転換した日本…
特に田舎の経済において、そのような発想がとても大事なのだと昨日、庭師のコバヤシさんとお話しさせていただいて、教えていただきました。