スキーの宿からの脱却 | ニシムラマサキのブログ 【株式会社 西村工務店 代表取締役】【 SASAYA・うづかの森 オーナー】

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どうすれば地域を『素敵』に変えられるのか、誇るべき田舎になるのか、そんなことばかり考えています。



『雪不足』

もう耳にタコができるくらい、この会話がいくつ交わされたことでしょう…。

そんでもってお前もかい!とおしかりを受けそうですが、やはりあえてこのことを語らせていただきます。


私のブログでもハチ北スキー場と共に成長させていただいたというお話も何度もしてきました。
スキー場があるから、お客様がここに来場し、宿泊や、飲食やしていただいてきたわけです…。


しかし、雪がなければ、スキーもできない、だからお客様も泊まられないという、スキー場という外的要因で自分の商売が左右される状況から脱しないといけないわけです。


お恥ずかしい話、私の実家のSASAYAも外的要因に思いっきり左右されていることが改めて露呈されました。


常連さんとて、スキー場という要因がなかったら、ほんとに来ていただけただろうかとも思います。

他地域に行けば、それこそ、スキー場もなければ、温泉もない、ないないづくしの中で、お客様を呼び込んでいるところはいくつもあります。

スキー場にある宿から、スキーもできる宿へと変わらなければいけないと思います。

これは、宿だけの話でもありません。
地域全体の雇用、流通なども同様です。


自然が豊かな…というキャッチフレーズで、町を売り込むのは決して間違っていないと思いますが、そうであるなら、雪がなくても、豊かな自然はそこにあるわけで、それらを活かしきっていないということでもあります。

雪がなくても山登りをすればいいし、冬に川遊びがあってもいいかもしれない…。


この深刻な気候変動は、自分たちの足元を見つめなおす絶好の機会ととらえ、もう一度ゼロから作り直す覚悟で臨んでいきたいものです。