日本人がよく使う言葉で、『お互いさま』というのがあります。
この言葉は、日本人の自分以外のものに対する関係性をよく反映していると思います。
世の中に一方的な関係は実はあまり多くないと思います。
ある分野では主従関係が存在していても、あるときにそれが逆転することもあります。
お客様とお店の関係で、売る側買う側の主従関係がありますが、提供するモノが変われば、その逆にもなります。
例えば、ある人は、お店で野菜を売っているお店とお客様がいらっしゃるとして、そのお客様が電気店を営んでいれば、お店の人はそのお客様でもあったりします。
また、お客様とお店の関係でも、お店は商品を提供する義務があるけれど、お客様は代金を払う義務があります。
子どもと親の関係だって、子どもはある時までは、親からいろいろなものを提供してもらうけれど、年齢を重ねると、その親は子供に面倒をみてもらわないといけない。
直接的な相関関係がなくても、食物連鎖のループのように、巡り巡って戻ってくるものもある。
そんなふうに考えると、自分の立ち位置はどんなところにあっても、謙虚でなくてはいけません。
自戒を込めて…