
城崎温泉博覧会、通称おんぱくの『ハチ北秘境トレッキングツアー』無事に終了しました。
昨今『着地型観光』とよく言われます。
地元のことに精通しているものが、地元の魅力を存分に堪能してもらう旅をつくろうというものです。
重要だとみんなが認識しながら、それを形にできている事例はあまりありません。
なんとか、地元がそういう旅の形をどんどん発信できるような地域でありたい。
であれば、とにかくいっちょやってみるかと企画したツアーでした。
しかし、言うは易し、行うは難し。
企画そのものは大して難しい話でもないのですが、主催者としての責任、つまりはお客様を安全にその企画を遂行してもらうということがいかに大変であるかということが身にしみました。
実は、前の日に緊張というか不安というかであまりよく眠れませんでした。
歩いている途中で、お客様が転倒してお怪我でもされたらどうなるんだろ…。
本来であれば、そういうものに備えて万全を整えるのが普通でしょうが、登山ルートが確立されていない、まさに秘境を歩いてもらうわけでして、その不安が拭えませんでした。
やはり、お金をいただく責任というのは、ものすごく重いなーと改めて気づきました。
とはいうものの、お客様にはそれなりに楽しんでいただけたようですし、着地型の一つのモデルも示すことができました。
この経験を手がかりに、もっともっと地元の魅力を地域全体で醸し出せるようにやっていきたいと思います。