戦後日本が復興する中で、すべての国民が、一定の生活水準を維持するということに経済の主流が置かれていました。
家電の三種の神器(テレビ、冷蔵庫、洗濯機)や新三種の神器(デジカメ、薄型テレビ、DVDレコーダー)などに代表されるように、みんながもっているものは私もほしいという形で、同様のものが何百万個も売れるようなそんな時代でした。
世の中がグローバル化すればするほど、それと逆行するように、他にはないもの、その人にあったモノやサービスを求める人も生まれてきました。いかにその人らしく生きていくのか…ということがより一層問われる時代になりました。
そうなると、消費サイドの多様化にあわせて、サプライサイドのありようも変わっていかなくてはいけません。
会社経営の王道というものは確かに存在すると思いますが、私達もより個性的に変わっていかなくてはいけません。
例えば、建設会社が農業をするということで世間の注目を集めた時代がありましたが、そんなものはもう珍しい話でもなんでもなく、これまで考えもつかなかった組み合わせで新しい価値を創造する必要があるのだと思います。
そして、大事なのは、自分が何を大事にしているのかというポリシーにも、すなおに耳を傾け、それを素直に表現していくことも大事なのだと思います。
ていうか、自分が好きと思うものだから、それを最大限に価値を表現できるのだと思います。
しがらみや、いろんなものが渦巻き、自分らしさを表現するというのは、できそうでなかなかできないもの…。
でもそれをやり通したものだけが、相手からしっかりと支持していただけるんじゃないかなぁと…。
最近そんなふうに思います。