
が10月2日に開催されました。
次年度から、向こう5年間の香美町の方向性を示したもっとも上位に位置づけられる計画を民間の立場で意見具申を行う会議です。
大げさですが、ここに入っていないものは、この5年間、香美町が実施することはないし、逆にここに入っていれば必ず実施していかなくてはいけません。
私は、5年前から、総合計画審議会の委員として名を連ねさせていただき、香美町の行く末を見守るミッションをいただき、自分なりに町政に参画してきました。
しかし、この5年間に、町はよくなるどころかますます疲弊してきている印象はぬぐえません。
なんとなく、国の景気はよくなっているようですが、足元をみれば、子どもの数は依然として減っているし、若者の流出は止まりません。
今回、そういう現状を踏まえ、次の改革が興せる計画をと、昨年から、まちづくりビジョン検討会なる別の組織を立ち上げ、その議長にも任命され『協働と参画の町づくり』議論を重ねてきました。
昨日、その総合計画について、審議会として内容を決定しました。
しかし、私個人としては、十分に満足のいくものになっていなく、そういう形で世に送り出されようとしていることがとても悲しく、また自分自身の力不足を痛感しています。
一番不満足なのは、総合計画の策定プロセスにもっと多くの町民をもっともっと巻き込みたかったのです。
まちづくりで一番大事なのは、町づくりを自分事ととらえることです。
自分事と思える人を何人ふやせるかということなんです。
そのために、この計画が自分事になるようにしなくてはいけないんです。
策定プロセスに町民を多く巻き込むことで、
『これは自分がつくった計画なのだ!』
と思い、それは責任をもって遂行しようとします。
そういう魂がこもったものは、最後まであきらめずにしようとするし、もし仮に失敗しても他人の責任にはしません。
自分のものとして受け止め、次なる成功にむけて、がんばるんです。
おそらく、若干の修正はあるものの、昨日送り出した計画は、もうすぐ議会決定されます。
いったん手続きを踏んで決まったものは、魂がこもっていようがそうでなかろうが、私達の計画になるんです。
自分なりに精一杯がんばったつもりです…。
力不足なところは謙虚に反省し、もうあとは気持ちを切り替え、この計画が絶対い香美町民の幸せのために成就させるべく町民の立場で全力でとりくむしかありません。