ノーベル平和賞を受賞した、ワンガリマータイさんは、日本の『もったいない』文化にインスピレーションを経て、環境活動を世界中に広めたとされています。
しかし、実際の日本の現状はどうなんでしょう?
現在世界の3分の一の食糧が廃棄をされているといいます。
もちろん、食品の品質、安全の確保という意味では賞味期限切れのものは廃棄をしなくてはいけない現実もあると思いますが、あまりに多くのものが捨てられる現実は直視しなくてはいけません。
私は、両親から、『出されたものは絶対にのこしてはいけない』と教えられてきて、出された食事はだいたい完食します。(なので、たいがいオーバーイーティングな状態になっている部分もありますが…)
作ってくれた人に申し訳ないということが先にたってしまうんです。
もちろん、おなかがいっぱいなのに、無理やり食うのはどうかしてます。
賢者である日本人は、少なくとも、ごはんを装うときに、自分が食べれるだけの分量をしっかりと意思表示して、しかし、出されたものはしっかりと食べきるということが大事だと思います。
また、つくるほうも見栄を張らず、その人が食べれるだけの分量を適切につくるようにすることも必要でしょう。
また、いまでも一部のホテルやレストランでやっているところもありますけど、パーティのビュッフェなどで、余りそうになったものを、入れ物などを渡してくれるところもありますね。
『持ち帰ったものが、移動中に腐敗して食中毒をおこしたら、誰が責任とるんだ』ということでしり込みして、出さないところも多いと聞きます。
この日本で食糧問題を意識することはほとんどないですが、世界中の人口がどんどんと増えていき、また毎年のように起こる気候変動に対して、できる予防線を張っておかないととんでもないことがおこりそうな気がしてなりません…。
MOTTAINAI日本が発祥であり、世界に誇るべき理念。
そんなMOTTAINAIを今一度みなおしていきたいものです。