ドラッカーのマネジメントを拾い読みして、『事業の定義』について、再考させられています。
私達の事業とは何なのか…という問いはわかりきったようで、わかり切っていないといいます。
私の会社は、建設業という業種ではありますが、狭義に見れば、『設計図面に基づき、施工を請け負う会社』ということになりますが、確かに…そんなに簡単に定義づけられるものではないです…。
今朝パナソニックの広告で、パナソニックの家電チェーン販売店さんが、お客様のところに冷蔵庫を納品する際に、事前に冷蔵庫を冷やしてから納品をするというのが紹介されていました。
店主は、新品の冷蔵庫をそのまま納品してしまうと、品物を入れ替える際に、冷蔵庫が冷えるまでに時間がかかってしまい、その中にある冷えた食材が、鮮度を失ってしまうと考えてのことだといいます。
あーこれがつまりは、事業の定義の意味なのかーと考えさせられました。
冷蔵庫というものを売っているのではなく、食品を冷やす、保存するという機能を売っているだなーと。
そう考えると、冷蔵庫を冷やした状態で納品するのは、すごく利にかなっているなーと。
事業の定義をするのは、マネジメントしかできないとドラッカーは説いています。
私達とはいったい何なのか…、考えなくてはいけない大きな課題です。