昨日は、中学校でクラブ活動の父兄会なるものがあり、参加してきました。
この手の会議は、初めての参加だったものなので、まずは様子見と決め込んで、会議に臨みました。
次期、父兄会長や役員を決める人事案件が主な議題。
どの非営利組織でもいっしょですが、人事案件が一番難航します。
やっかいなのは、会議を仕切る人が不在になってしまったこと。
3年生の保護者は、夏の大会で、引退をしたらもう用なしということで、
『ではあとは、2年、1年のみなさんにお任せします』とその場をさっさとあとにしてしまいました。
残された2年、1年の保護者…しばらく沈黙…。
まあそれは当然のことなのかもしれません。
最初に口火を切った人が、雰囲気で会長を務めないといけないようになってしまうからです。
沈黙を破ったのは、以前、父兄会長をされた方で、
『私は一度会長を務めているので、もうしませんが…』
と述べたうえで、場の収束をはかろうと口火を切られて、ようやく会議が動き出し、なんとか会長以下役員の方は決まりました。
様子見を決め込んでいた私もずるいのかもしれませんが、以前の体制や動きがまったくつかめないまま、不容易な発言はできないのも事実。
こういう場は、そこに利害関係がない人、今回の場合は、前会長が、会議をコントロールし、いろいろな方のご意見を聞いて、場をまとめていかないとことにはすすみません。
ですので、会議のファシリテーターが存在しない、まずさを感じました。
客観的に会議をみていて、どうも町の縮図をみているような気がしました。
『まちづくり』というと大言壮語に聞こえるかもしれませんが、実は、目の前で繰り広げられる部活動の父兄会も、実はまちづくりです。
いま行われている甲子園だって、地元から出場すれば、それこそ、町内会や、商工会や地元をあげて応援に行くし、また勝利すればセールをやったりしてます。
冷静に考えれば、一高校の部活動に他なりません。
そう考えると、中学校の部活動の父兄会は立派なまちづくりです。
わずか数十人が集まる皆さんが、日ごろ子どもの成長について思っていることを述べ合い、合意形成をして、一つの目標にむかって、子どものみならず、全員が一丸となっていくこと…。
今回はそれが必要なゴールだったはずで、そういう意味では、会議の目的は果たされたとはいいがたいですね。
そういうものを一つひとつクリアーしながら、もっと大きな問題を解決してこそ、まちづくりは前に進むのだ!
と自戒をこめて…