実際、いまもっとも、伸びしろが大きいのが、インバウンドだと思います。
城崎がミシュランガイドに掲載されたりして、実際に外国人旅行者は年々増えているようで、この近隣では、先駆者であり、また成功者でもあると思います。
遅ればせながら、香美町の商工会(念のために『香美町』ではありません)がインバウンドに対するさまざまな事業を今年展開しています。
先日は、日本語を学ぶ外国人に、香美町の名所等をご案内し、外国人旅行者の視点でいろいろご意見を伺おうという企画があり、私も一部だけですが、参加してきました。

賛否両論いろいろありましょうが、私自身は、このどん詰まりの香美町こそ、インバウンドに積極的に取り組むべきだと考えている一人です。
(そうはいいながら、言葉はたいしてしゃべれませんが…)
非常に楽観主義だといえばそうかもしれませんが、言葉の問題は二の次だと思っています。まずは、来ていただくように全力をあげることが必要です。
このどん詰まりの地理を思うとき、ネパールだとか、ブータンなどをイメージしてしまいます。
これらの国々は、ヒマラヤを背後に抱えているということが大きいですが、登山やトレッキングなどの観光収入がGDPのかなりの割合を占めているといいます。
また、実際に農業立国を目指そうとしても、平野部ではない地理的状況から、農業立国ではないことも明らかです。
ヒマラヤのような大きな山々があるわけではありませんが、もっとも過疎なまちは、逆にいうともっとも自然資源が豊かなところです。
モニターに来ていただいた方々は、リップサービスもあるのでしょうが、香美町の観光資源の潜在能力があると一様におっしゃっていただきました。
あとは、どのようにおもてなしをして、気持ちよく帰っていただくか?に尽きると思います。
小さな町が自立できるように努力しなくてはいけません。
そのためにも、観光収入を増やすことがこの町にとって最も最適な自立の道です。
香美町らしさを追求したインバウンドを全力ですすめていきたいものです。