香美町では、小学4年生から中学3年生までの医療費が無料というすばらしい制度をつくっていただいています。
子を持つ親として、本当にありがたい制度だと思います。
とあるお母さんがある方にこのような話をされたそうです。
『私の子供に何かあったら、すぐに病院に連れていきます。医療費が無料だから、みてもらわな損だし…』
確かにそのお母さんのご発言はごもっともなところもあります。
でも、実際に医療費が無料になっているわけではなく、その負担分を、香美町が肩代わりしてるってことなんですよね。
だから、それぞれみなさんから、いただいた税金というわけですね。
安心安全なための制度であるし、何かことがおこる前に子どもをみてもらうという心情は理解できます。
しかし、その根本のところは、やはり間違っているといわざるを得ません。
単にこのような事例がけしからんというのではなく、これはあるお母さんの事例だけれど、こういうことがけっこうまかり通っているし、自分たちもこのお母さんにような加害者?になっているかもしれないということは自覚すべきだと思うのです。
国、県から出るさまざまな助成金なども、もらい得というものではなく、その助成金が出されている背景を理解し、己を律しながら、適切に使わかなければいけませんね。
リスクの大きなチャレンジに対する安心料的な一面や、利用したことによって、さまざまな分野に波及して好循環を作り出すとか、安心安全を促進して、その恩恵をもって、他の人の幸せに寄与するとか…
どういう形であれ、自分ひとりが得をしてはいけないと思います。
その恩恵を広げていくってことが公のお金をつかわせていただくことの意味だと思います。