自戒を込めて書きます。
一般的なビジネスの世界では、同じ物やサービスを提供していれば、競合することになります。
商売やっていれば、それは避けては通れません。
唯一無二の物を作り出して、他と競合しないような戦略も必要だけれど、そんなことは稀です。
そうなると、競争相手から仕事を奪ったり奪われたりという話になっていきます。
だけど、その商品やサービスを選ぶのはお客様であって、競争相手がにくかろうとなんだろうと、答えはお客様がもっているわけで、そこで競争相手を罵ったり、恨んだりするのはまったく無意味です。
悲しいかな、公共工事という世界は、発注者は国や県などのお役所であります。お金の出どころはそういうところかもしれないけど、そのインフラや、建物などの利用者は地域の皆さんです。
だから、真のお客様である地域の人が選択して会社を選ぶような仕組みになれば、私達の業界はもっと謙虚になれると思います。
それがないから、偉ぶったり、横柄になったりするんだと思います。
利用者たるお客様は、まさに不特定多数。市民すべてがお客様です。
だから、私達は、世の中でもっとも謙虚でなくてはならず、全員に頭をさげるような気持ちが必要なのだと思います。
公共工事というのは、一定の品質を確保しなくては、役所に引き渡すことができません。
もちろん優れた技術というのは存在するけれど、どの会社がやっても、一定の品質は担保されています。
だから、物の良しあし以上に、会社の姿勢が問われます。
地域の人に評価していただいて、はじめて私達の存在価値があります。
地域の人に、あの会社でなきゃダメなんだって思ってもらえる会社づくりをしなくてはなりません。