とあるホステル | ニシムラマサキのブログ 【株式会社 西村工務店 代表取締役】【 SASAYA・うづかの森 オーナー】

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どうすれば地域を『素敵』に変えられるのか、誇るべき田舎になるのか、そんなことばかり考えています。





にきております。


大学生を卒業するころ、みんなが猛烈に就職活動に励んでいるのを横目に、いったい自分は何にむかっていったらいいんだろう?

って思いつつも、目標を見いだせませんでした。


当時、国連地球サミットが行われたあと、なんとなく、世界がこのままで突き進んでいったらやばいぞみたいな空気がふつふつと沸き起こって、社会のなんたるかも知らない自分は、なんとなくそんな空気と自分の会社の未来を照らして、いっちょまえに

「環境だ!」

「グローバルだ!」

と、頭の中で叫んでいました。

とりあえず、日本を飛び出したかった私は、当時ワーキングホリデーが使えるとされた「カナダ」「オーストラリア」「ニュージーランド」に焦点を定めていました。

早々と日本をたちたかったけれど、当時、スキーに遊びほうけて、たいしたバイトしてなかったので、お金もありませんでした。

町に出て、金目のよさそうなバイトをみつけ、せっせと資金をつくって、6月には、日本を飛び出しました。

とりあえずカナダに行くことを決め、「ワーキングホリデー」ビザは取得できていなかったので、ノービザで滞在可能な3か月(6ヶ月だったかな?)カナダに行くことにしました。

そうは行ってもお金のない身。

一日に使うお金をできるだけ節約しようと、カナダのユースホステルをわたりあるきました。


ユースホステルは、いろんな国の人たちが入り乱れ、バックパッカーと呼ばれるチープな旅行をするひとたちでごったがえしてました。

英語もろくにしゃべれないので、十分なコミュニケーションを彼らととることもできなかったのが悔しかったけれど、なんとなくそんな雰囲気に浸れることが楽しかったのを昨日のように思い出します。



訪ねたホステルは、やはり外国人にあふれチープな旅行を楽しんでいる老若男女が入り乱れていて、20代の思い出とオーバーラップしてます。

今世の中ではインバウンドが、経済再生の切り札として言われています。
もちろんたくさんのお金をもっている外国人にどんどん日本でお金を使っていただいて景気がよくなるのは賛成です。

でも、若者が限られた予算の中で、チープに旅するのもこれまたインバウンドのもう一つの顔です。


安保法案で揺れる世の中ですが、小さなホステルの建物の中には、そんなものを飛び越える国際交流があるんじゃないかと思います。

なんかとりとめもない話になったけれど、ぜひみなさんも近くのホステルに行ってみるのも楽しいです。

なんといっても安い!です。