
私の母が小代の出身の影響もあり、小代が好きです。
2012年に、『日本で最も美しい村』に加盟しました。
日本で最も美しい村連合の各村々は、本当に日本でも有数の場所ばかりです。
常にメディアに取り上げられるそれらの村々に、肩を並べる小代…。
あーーー村岡も日本で最も美しい村であったらなぁ
そんなことを思いつつも、小代が美しい町であることに私自身は大変誇りに思っています。
そして、但馬牛の父ともいうべき、前田周介さんが、私の母の出身地区だと聞いて、よけい誇らしく思えます。
ですが…
どうでしょう。香美町の人、小代の人がどれほど、そのことを誇りに思っているのでしょう。
こんなことをいうと少し身も蓋もないような言い方ですが、実は風景として、特別な村々はそう多くはないと思っています。
他のいくつかの、美しい村連合の村々にはいくつか訪れたことがありますが、私達が住むところと大きくことなるということを実はあまり感じませんでした。
ただ何が違うかというと、間違いなく、その村を心のそこから愛し、誇りを持つ人が存在していたということ。
自分のまちや村が好きで好きでたまらない人はいました。
そして、その人が核となって、周りの人もその村を心から愛していたし、誇りに思っていました。
そういう人がいると、なんでもない畦道や、木々が光り輝いているようにみえるんです。
不思議なもんです。
だから、いまこの香美町にとってもっとも必要とするのは、自分自身の村を誇りに持つということだと思います。
理屈なんてどうでもいい、とにかく、自分の村を心から愛すること…
それが大事なんだと思います。