私は、日本のすばらしいところの一つは、『お互いさま』の精神が息づいていることだと思います。
しかし、そうとばかりも言っていられないことが多くみられるようになりました。
何かの事故があると、その事故をおこした加害者側に、やれ訴訟だなんだとかなりの高額な賠償請求が発生することが多くなっています。
年々その傾向は強くなっているように思います。
買う側の責任とか、チョイスした側の責任いわゆる『自己責任』という言葉は、経済活動の観点からいうと極端に少なくなっています。
いろんな方に話を聞いてみても、現状の判決とかに対して、それは行き過ぎろう…って言葉を多く聞くにも限らず、なぜか消費者が圧倒的な勝利を収めることが多くなっているような気がします。
アメリカの実際の法廷でのやりとりというものがどういうものか知らないのですが、こういうことをアメリカ的な訴訟社会だなーとも言ったりしますね。
なあなあで済ませていいと言っているわけではありませんが、『お互い様』という精神があれば、もう少しやんわりと、穏便になることも多いのではないかと思うのです。
『それはグローバル社会においては通用しない話だ!』
ともよく言われますが、日本が率先して、そうではない社会の範を示すことがあったっていい。
私の考えは間違っているのでしょうかね。