地方創生で、見落としている視点があるように思います。
人口減少問題に端を発しているのですが、どうも、マクロ的に『人数』のみにとらわれているところがあります。
『田舎の人口減少を食い止めるために、新たな人を呼び込む』というようなフレーズも使われますが、私の場合、小・中学時代の同級生は、27人いたのですが、現状、地元に残っているのは、その半分ぐらいで、それ以外は出て行っているわけです。
まずは、顔の見える人が、どうしたら戻ってくるのだろうって考えるほうがリアルな感じがするし、個別具体的な対応ができるのではないかと思います。
昨年の秋に、私の弟が東京からUターンで戻ってきました。
奥さんと、子ども一人を連れて帰ってきたので、もともとから考えると、プラス2の人口増に貢献しています!
一番最初に、Uターンをすすめたのは、私の父ですが、どうしたら、彼がここで仕事を得て生活ができるのか何度か話をもちました。
いまうちの会社で働いてもらっていますが、弟にいつも言っているが、『新しいことを創造せよ!』と発破をかけています。
時代は刻々と変化しています。だから、変化に対応すべく新しい価値を創造しないと、彼自身がここで生活できる基盤は何も保障されていないし、私の会社だって永遠にこのまま続くわけもありません。
新しい視点の新しい知恵が入り込み、イノベーション(というとおおげさですが)がおきて、次の時代に適応できる価値が創造できます。
まだ、突破口につながる妙案は出てはきてませんが、日々直面しながら、なんとか新しいものを生み出そうと日々取り組んでいます。
まずは、幼ななじみ、兄弟姉妹、そんな彼らがここで活躍できるために必要なことをことをイメージして、実際の社会に直面してみる…そんなことから地方創生はスタートできるのではないかと思います。