公共施設の運営コスト | ニシムラマサキのブログ 【株式会社 西村工務店 代表取締役】【 SASAYA・うづかの森 オーナー】

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どうすれば地域を『素敵』に変えられるのか、誇るべき田舎になるのか、そんなことばかり考えています。

先日、新聞を見ていたら、新しくなる国立競技場の運営コストについての記事が掲載されていました。

ロンドン、北京、シドニーなどなど、オリンピックなどで使用するメインスタジアムは、その建設費用や運営コストをペイするための料金設定は、通常数百万/日ぐらいで設定されることが普通らしいですが、国立競技場では、学校行事などで利用すると、数十万/日ぐらいで借りれる設定にしてのだそうです。

そもそも『国立』で運営する競技場というものが、外国からみるとかなり珍しいらしいのです。

あの手の大きなメインスタジアムは、興行的に収益があがるようなビックイベントを誘致したり、
ライブをやったり、とにかく収益を稼いでいくのが普通で、シドニー(だったかな?)では、陸上競技場としては採算にあわないので、オリンピックが終わってから、トラック部分をさらに改修して、すべて客席に替えてしまったというような例もあるそうです。


私も、廃校になった兎塚中学校を購入し、体育館(アリーナ)を手に入れましたが、購入コストや、運営コスト、またこれから発生するであろうメンテナンスコストなどの積み立てなどを考えると、やはりそれなりの料金に設定しないといけないわけですが、近隣には、『公共』の名のもとに、存在しているアリーナがいくつもあるので、その料金から比べるとはるかに高い金額を設定せざるを得ず、単にアリーナの使用料ということで考えると、まったく公共料金には歯がたちません。

もちろん、公共の福祉に供するこれらの施設ですから、すべての人にとって利用しやすい料金を設定するのは当然のことですが、実際に発生するコストは、税金によって賄われているという事実を改めて認識する必要があります。


雨天や荒天時に、なんの支障もなく体を動かす体育館が存在するというの、普通のことでもなんでもなく、実にありがたいことなんだと改めて理解できました。