以前、テレビにもよく登場する岸 博幸さんの講演会を聞いたことがありました。
日本の経済はどうなるのか?
というのが、メインテーマでしたが、最後のオチとしては、どうなるのか?ではなく、中小企業の私達がどうするのか?で日本の経済の行く末が決まってしまうということだったように理解しました。
商売をやっていくにあたっては、マーケットがあるということが前提です。
買ってくださるお客様がいるから、仕事は成り立つわけです。
しかし、この発想には限界があります。
その考えは、『今』を前提にしているからであり、モノやサービスが現状として満たされれば、それ以上の発展は望めません。
大事なのは、『未来』を創造して、新しい価値をつくることです。
今、身の回りを見渡してみて、確かにそこそこ満たされた状況にあります。
まして、人口が減少していく中にあっては、そのパイはどんどん縮小するだけです。
しかし、課題や問題は山のようにあります。
そして実際に困っている方が大勢います。
とかく、経済は貨幣価値で語られます。私は経済評論家でないので間違った考え方かもしれないけど、定量的に測られるものが、貨幣という概念がもっとも適しているからだと思います。
新しい価値の創造の対価が、『金銭』というわかりやすい尺度であるというふうに理解すれば、まずは新しい価値を果敢に創造していくことに注力すべきです。
課題の解決をはかるために、民間の智慧を結集して、課題解決にあたっていくことで、新しい時代を切り開いていくことにつながるはずです。
果敢に挑戦していくことが、日本の未来を切り開くのだと思います。