今朝の新聞で、大手ショッピングセンターに、さまざまなアトラクションを備えた、テーマパーク型施設が誕生しているというニュースをみました。
たとえば、あるショッピングセンターでは、クライミングウォールを併設しているものとか、プチ水族館を併設しているとかそういったものが出始めているようです。
さまざまな付加価値のある多様な施設が次から次からオープンしますね。
なんとなくあのようなニュースを見ると、その対極にある私達の地方からどんどん奪われるような気がしてなりません。
別のそういった施設に真正面から勝負を挑もうという話ではありませんが、世間に人々が
『それで十分』
となってしまわないか心配です。
自然というのは、人間がどのように挑もうと思っても作り出せるものではなく、それは何億という相当な年月を経て、じわりじわりと作り出されるものであります。
人為的にクライミングウォールを作っても、やはり自然の岩山には勝てないわけですし、水の奥深い世界もプールの中で作り出されるには限界があり、やはり大自然の海にも勝てないのです。
だから、やはり人はいわゆる『自然』にしっかりと向き合って、そういうものに対し畏怖の念をもっていくことが必要で、五感を通して感じていただくためにも、地方に出てもらわないといけないと思うのです。
私達地方に住む者の役割として、自然から享受されているものをしっかりと都会の人に伝えていくことではないかと思います。
本物は地方にこそあります。