
である、森脇教育長がご逝去されました。
謹んでお悔やみ申し上げます。
私は、少子高齢化、過疎化が急速に発展して、町の未来の危機への警鐘を、ならし続けています。
しかし、すべてが悪いことばかり続いているのかと思われるとちょっとこちらの意図するところでありません。
香美町になって、確実に成果をあげていることの一つが、教育長が推し進めてきた「ふるさと教育」です。
すべての子供たちに聞いたわけではありませんが、いまの子供たちは、確実に私達の時代に比べても地域に対する誇りと愛をもっています。
20代の若者や、高校生と接するときに、節々に地域への愛を語ってくれ、ときに私達大人たちもその思いにびっくりすることもあります。
彼らと接していると、時代を生きる責任世代として、子どもたちが、この地域に希望が託せるようなまちを少しでも引き継いでいかなくてはならないと、背筋が伸びます。
その礎を築いていただいたのは、まぎれもなく森脇教育長の強い信念とリーダーシップにあります。
優れた教育者でありながら、ダンディで、またかっこ良かった教育長。
時に「森ちゃんの隠れ家」のカウンダ―越しにコーヒーを注いでくれたこともよき思い出です。
森脇教育長の亡き今、残された私達一人ひとりが、その意思をしっかりと受け継ぎ、次代へバドンが渡せるよう、歯をくいしばってがんばらねばなりません。
心よりご冥福をお祈り申し上げます…。