図書館にもの申す | ニシムラマサキのブログ 【株式会社 西村工務店 代表取締役】【 SASAYA・うづかの森 オーナー】

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どうすれば地域を『素敵』に変えられるのか、誇るべき田舎になるのか、そんなことばかり考えています。

私が初めて図書館に出会ったのは大学の時でした。

小学校、中学校、高校にも図書室はあったけれど、本を読む習慣などなかった私には、まったく縁のない場所でした。

大学の図書館でデビューをしたきっかけは、そこに視聴覚ルームみたいな部屋があり、アカデミー賞受賞作品のビデオなど、映画が視聴できるようなところがあったので、マンガ喫茶よろしく、ひまがあればそこで時間をつぶしたことに始まります。

図書館通いをするようになって驚いたのはその蔵書の数と、いわゆるリファレンス機能が充実していて読みたい本が検索できるということでした。これらは、あまり興味がなかった私でも、知的好奇心をくすぐるには、十分な場所で、たびたび訪れるようになりました。

また、早く大人に近づきたいという動機から、テレビのない生活はいったいどんなものかと、下宿にテレビを持ち込むことをやめて、そこから本にむきあわざるを得ない生活をはじめたことも本を読むきっかけになりました。

他の人と比較したことがないので、なんともいえませんが、たぶん、一般的な人よりは、本を読んでいるほうだと思います。(とはいうもののかなり読んでいる内容には偏りがありますが…)

いま、本のほとんどをネットで購入しています。

借りてきた本は、やはりお金をだしていないだけに、『読む』ということにあまり真剣にならないような気がして、中古本も含めて読みたい本はお金を出して買っていることが多いです。


買うからなんとかもとをとろうと必死に読みます。


しかし、おそらく、香美町としても蔵書の充実にかなりお金を使っていると思いますが、担当者には申し訳ないのですが、ほとんど利用したことがありません。


一つ提案があります。
こういう図書サービスこそ、広域連携でやることが有効なのではないかと思います。

図書担当者もみんなが読みたい本を置くようにしていると思いますが、図書館に必要なのは、マニアックなごく一部の人しか読まないような本こそ、図書館が取り扱うべきではないかと思います。

いまやネット書店は、花盛りで、ちまたで出回る本は、すぐに買うことができますし、その分、中古本市場でもすぐに出回るなどして、図書館であえて扱う必要がないと思います。

しかし、図書館に対しての予算には、自治体でも限りがあります。マニアックな本は、流通がないが故に、一冊1万円とかざらにする本が多いです。

個人で買うには高すぎててもだしにくい。

だから、たとえば但馬全域の自治体が連携して、予算確保に努めることで、そういったマニアックな本をそろえ、あらゆる知的欲求に応えることが可能になると思うのですがいかがでしょう?

また、社会人などは、なかなか図書館に行くという時間も確保しにくいという現状もあります。
蔵書の検索はネットでできるようにし、また貸し借りは在宅でもできて、郵送していただくなどのサービスを付加してはどうでしょう?もちろん郵送代は、利用者の負担です。

わざわざ図書館にでかける時間や燃料のことを考えれば、郵送代はそれほど重荷には感じないのではないでしょうか?


いつの世でも教育はもっとも大事なこと。その教育の両輪をなすのは、そういった智の集積する場所、つまりは図書館だと思います。

こんな時代にあった活気的な図書機能をぜひ実現してほしいものです。