やられたやつが悪いのか | ニシムラマサキのブログ 【株式会社 西村工務店 代表取締役】【 SASAYA・うづかの森 オーナー】

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どうすれば地域を『素敵』に変えられるのか、誇るべき田舎になるのか、そんなことばかり考えています。

盗難事件などをはじめとするさまざまな事件を報道に見るにつけ、一つの疑問がもたげてきます。


「やられたやつが悪いのか?」


車の中の置き引きとか、住居侵入などの盗難とかあると、警察からこっぴどく

「ちゃんと施錠しないと!」

と注意を受けるらしいですが、すごく疑問に思うのです。


施錠しようがしまいが、悪いのは盗るやつなんですよ。


そこにあるのは、『世の中はそういう人が横行していて、だからそれに対する備えが必要なんですよ』という前提です。


どれだけ日本は情けない国になったんですかねぇ。


日本は世界でももっとも品格のある国であると私は今でも信じています。


それにかこつけて悪意を働く人は、普通の市民が普通に努力していることを踏みにじっているんですよ。


悲しいです。

そんな世の中がとてもつもなく悲しい。



事件の質はまったく異なりますが、川崎市の中学生殺害の事件なんかも、テレビの報道で、教育委員会や、文部科学大臣まで、もっとこどもたちのことに配慮すべきだったと反省しています。

事件の当事者として、かけがえのないものを失ったことに対して、自身の反省をなぜしなければならないのか…

事件に巻き込まれた教育関係者が、善管注意義務を怠ったとはとうてい思えません。

ですが、そういった人にまで深い傷を負わなくてはならないなんて、悲しすぎます。


普通の人が普通に幸せを感じれる社会になるにはどうすべきなんでしょうか…。