いま、スポーツをビジネスとする人とたちにとって、アスリートを育成し、勝つためにどうするのかということを一生懸命考えている一方、普通の人が、健康を増進し、いつまでも活躍するために、そのノウハウを活かそうと考えているようですね。
いま社会保障費の増大をいかに抑えるのかが、国の最重要課題の一つになっています。
少子高齢化で問題を指摘されているのは、多くの高齢者を、少ない人数で支えなければいけない構造になっていることです。
もちろん少子化対策で、こどもの数を増やすことも重要ですが、それと同時に、高齢者がいつまでも元気に活躍できる社会をつくれば、その問題はある程度解決に向かいます。
そのために、スポーツを通じて、身体能力を向上(維持)させていく。
このたび私の父が、四肢の機能が低下しましたが、リハビリを通じて、随分と回復しました。
その過程をみていると、私達世代が立つ、座る、歩くといったごく当たり前と思われている行動は、年齢を重ねることによって、それすらが困難になるという現実を目の当たりにして、それは実は普通のことではないのだということを思い知らされました。
だから、元気な人がいつまでも元気で居続けられるよう、また少し機能が低下した人も、機能回復できるよう、体を動かしていくことはとても重要なんだということに気づきました。
いままで何事も問題がなかった父ですが、元気であったが故に、運動をするをこれまで意識的にすることはなかったと思います。
しかし、ある日突然に、体の機能がマヒしてしまうということに遭遇すると、それまで何もやってこなかったことを後悔するわけです。
私達もいまは健康だと思っていますが、いつなんどきにどのような事態がおきるかわかりません。だから、習慣として、体の機能を向上させるように努めるということがとても重要だと思うのです。
以前、どこかの市では、健康な人には報奨金を出し、それが健康を維持するためのモチベーションになっているということ記事があったことを思い出しました。
公費で、飴玉ということに異論があるかもしれませんが、それぐらいなインセンティブで、社会保障費の増大を抑えられるであれば、それもありだと私は思うし、何より、挑戦的で、前向きな空気が生まれるのではないか
それは、町に活気をもたらしてくれるのではないかと思います。
健康長寿日本一の町を、市町単位で競わせて、もっとも優秀な町には、地方交付税を上乗せするぐらいなものがあったらおもしろいと思います!
東京オリンピックも近いことですし、国あげて、Do Sports!な雰囲気をつくりあげていけば地方創生にもつながっていきませんかね?