システムの見直しによって、マインドをよき方向に転嫁する | ニシムラマサキのブログ 【株式会社 西村工務店 代表取締役】【 SASAYA・うづかの森 オーナー】

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どうすれば地域を『素敵』に変えられるのか、誇るべき田舎になるのか、そんなことばかり考えています。

平成の大合併によって、香美町が誕生して10年。

個人的にいえば、庁舎が変わり、役場とのいろいろな話で香住に出る回数は劇的に増加しました。

合併前までは、香住に行く用事など、年に数回ぐらいなものだったけれど、いまは、ヘタすると、週に何回も行くことになって、正直、その部分で移動時間が圧倒的にとられることになり、その部分ではロスが多くなったと思います。

合併によってもたらされた弊害ばかりを指摘する声はいまだ多いです。

多くの人は合併によってよくなったことなど何もないと、いまでも思っています。


合併によって社会の仕組みが変わりました。

そうなれば自ずと、マインドにも変化が現れなければいけません。

『ふるさと』という概念が大きく変化しました。

一般的にはふるさとを指す場合は、町村単位で語られることは多いですから、香美町がそのふるさとになります。

村岡出身の私にとっては、ふるさとは村岡だと思うことは何ら不自然ではありませんが、しかし、私の子供などは、完全にふるさとは香美町だと思っていることでしょう。

きっと彼らのマインドは、山も海もある風景が我がふるさとだと思っているに違いありません。


これは、いいとか悪いとかの問題ではないはずです。
ふるさとの概念が拡大し、単なる客観的なものが変わっただけです。

だから、山の人間である私であれば、海も含まれた地域を愛するようにすればいいだけのことです。

私が、都会に行って、『わが町を代表するかにですよ!おいしいですよ!』って言っていいんです。
そうやって、おいしいところどりすればいいんです。

夏になれば一生懸命海をアピールしたらいいし、冬になれば、大いに雪山をアピールしたらいい。

自分のふるさとの観光資源が増えたということは、武器が増えたということです。
それを誇りに、どんどん自分や町をアピールしたらいいと思うのです。

遠慮はいりません。

これは、学校の統廃合にもいえるかもしれません。

できれば小学校の統合などもしなくていいならしなくてもいいです。
しかし、お金というものが常に付きまとっている以上、子どもの人数が減っても、学校運営にかかる費用が減らなければ、統合をせざるをえない状況にはなります。

しかし、単にそれをマイナス面だけをとらえるのでなく、広域になったときに受けるメリットというものも見て、むしろそこだけをみて、それを最大の価値にとらえたらいいと思います。

友達が増えた、大きなグランドで遊べるようになった。

とにかくなんでもいい。システムの変化を主体的に肯定的にとらえて、最大化すればいいんです。