本日、まちづくりビジョン検討会が開催されました。
資料として、香美町の人口予測の表がでてきました。
昭和25年 35,000人がピークでその後減少し
合併時の2005年、21000人
そして2015年の今年が、18,000人
10年後の2025年15,000人と予測されており、
猛烈な勢いで、人口減少が進んでいることがわかります。
アベノミクスの恩恵が地方に届いていないという本当の意味は、経済規模がどんどん縮小しているところに原因があるということです。
だから、人口構造の見直しが問題の根源ということで、その部分にテコをいれようというのが、地方創生の根本的な考え方であると思います。
一商店の売り上げということで考えると、一人が消費する量が同じなら、人数を増やさないと売上は拡大しません。または、一人あたりが使っていただくサービスの量を増やさなければいけないということになります。
論理としては非常に単純なものですが、それを実現するのは容易ではありません。アベノミクスで景気をよくしても、地域で商売している一商店が、その恩恵を受けることができないというのは、必然かもしれません。
昨日の会議の中でも数字だけにとらわれると悲観的なものしかみえなくなるという意見もありました。
10年前に比べて、3000人減った結果私達の生活が本当にどう変わってきたのか?そのことを冷静に見ることが大事です。
そして、今後も減っていくであろう人口に対して、いぜんと同じようなシステムはもう通用しませんから、あらゆるものを見直し、作り直す必要があります。
地方創生は、すべての人にその使命と責任があると考えるべきです。