スキー界の特殊事情 | ニシムラマサキのブログ 【株式会社 西村工務店 代表取締役】【 SASAYA・うづかの森 オーナー】

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どうすれば地域を『素敵』に変えられるのか、誇るべき田舎になるのか、そんなことばかり考えています。

昨日、一昨日と奥神鍋で、全日本スキー連盟B級公認 オクカンナベカップとマックアースサーティワンカップが開催されました。

K1(小学校5、6年)、K2(中学1~3年)、B級(高校生以上)のカテゴリーでレースが開催されました。

あれっ、昨日は平日で学校があったんじゃないの?

と思われる方も多いことだと思います。


そうです。小学生、中学生達は学校を休んでレース出場となっています。


スキーは、ご存じのとおり、雪がないとできないスポーツです。私の地元では、シーズンが120日であり、年間のうち三分の一しか活動ができません。

そして、スキー場のコースを閉鎖して行うということもあり、そういった状況を考慮して、平日に開催をしているわけです。

B級、A級カテゴリーというのは、日本においては、全日本選手権を頂点として、その出場権を獲得するためにポイントレースと呼ばれる制度になっており、スタート順などのシード権、上位大会への出場権など、公認レースで得た選手のポイントで、自分の実力がわかる仕組みになっています。

ワールドカップという世界最高峰のシリーズレースを運営しているFIS国際スキー連盟というのがあって、それを頂点に、海外、国内さまざまなところでポイントレースを運営しています。

そういった特殊事情がスキーの業界にはあり、これはなかなか一般の方には理解していただけていないのが現状です。

やはり、日本においては、スキーはレジャースポーツであり、文化として成熟していないということなのでしょう。


学校で休む生徒も、それを理由で、勉強がおろそかになってはいけません。

スキーに携わるものとして、スキーをより一層文化として成熟させるための努力、一般の人に対してこういった事情への理解、またレースに出る生徒や学生ははそれを言い訳に学力低下にならないよう、関わるものみんなが努力して今後もこういったレースを育てていく必要がありますね。