一昨日、まち・ひと・しごと創生総合戦略が閣議決定されましたね。
いよいよ、この年末に発表されたということは、この年始休暇中に、しっかり地方創生について考えろ!ということなのかなと勝手に思っています。
中身はこれからじっくり読み込んでいきたいと思っていますが、レジュメのタイトルに、ICTの文字を見たので、私なりに思うことを書きたいと思います。
ITのことに関しては、胸を張ってよく知ってます!とは言い難いにしても、それなりに、そういうものはある程度使っているほうだと思います。
IT⇒インフォメーションテクノロジーと言わず、あえてICT⇒インフォメーションコミュニケーションテクノロジーと最近いうようになっているのは、このインターネットなどの技術で情報のやりとり、コミュニケーションのあり方が大きく変わってきているからだと思います。
私が近年経験したことでお話すると、『香美町若者まちづくり懇話会』という、町長から諮問をうけ、若者の視点で、まちづくりについてのいろいろな議論をする会議に、10年ほど所属していて、そのうち2年間は座長として、会の運営をしてきました。
役場の担当職員の方が、事務局を勤めていただき、会議の案内やレジュメ、議事録の作成などのいわゆる事務をしていただいていました。
最初、会議の案内も郵送文書によって行っていました。
そのうち、会議案内はメール配信にとって代わりました。
それによって、郵送料の削減と、迅速な会議招集が行えるようになりました。
その後、ツイッターや、facebookなどをみんなが使うようになってきたので、会議案内をfacebook上で行うようになり、また、さまざまな意見をfacebookのグループ機能を使っておこなうようになりました。
また、会議の内容も事務局を通じて議事録を発信することで、実際の会議に参加できなくても、ある程度会議の内容が把握ようになりました。
さらには、facebookを使ったまちづくりをやろうということで、香美ちょーいいね!という香美町のさまざまな動きを見ることができるようになってきました。
私は、さまざまな会議に出席していますが、自分の中で最も手ごたえのある会議だったと思っています。
それは、昨今のSNSをはじめとするICT抜きには、なかったといえます。
しかも、特別な投資を必要とせずに既存のインフラを活用しているだけです。(とはいってもそれぞれ個人では、パソコンや、ネット環境が整うような投資はしていますが…)
この地方創生総合戦略はビックデータの活用などのことを指しているようですが、こういったインターネットなどのインフラを大いに活用して、もっと地域での議論を活発に行っていくことが地方創生の成功のカギを握るではないかと考えています。
いま、地域でさまざまなことを考える時、全員が車を所有しているということを前提としています。
会議を招集するのに、その方が車に乗っていないという前提では考えていません。
もう、インターネット等の活用はその段階に来ています。
いつまでも、会議招集を郵送文書に頼るようなことでなく、インターネットが使えるという前提で会議を招集したりすることが必要です。
『わしゃー齢だで、インターネットはわからんわ…』
ということを言っている場合ではありません。
地方の衰退は恐ろしく早いスピードで進んでいます。
それに対峙していくためには、こちら側もスピードで対応していかなくてはいけません。