総合計画の方針を策定する。 | ニシムラマサキのブログ 【株式会社 西村工務店 代表取締役】【 SASAYA・うづかの森 オーナー】

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どうすれば地域を『素敵』に変えられるのか、誇るべき田舎になるのか、そんなことばかり考えています。

昨日は、まちづくりビジョン会議でした。


今年5月からスタートした会議も、年末を迎えました。

だいたい月に1回程度の会議を重ねているので、5~6回は行っているでしょうか。


これまでの、まちづくりの会議と異なり、総合計画のための準備をいかにしていくかという、とてもあいまいな会議なので、具体的なアクションプログラム的なものが決められないもどしかしさがあって、けっこうあせっています。


先日、香美町民3000名を対象に、アンケートを企画課が発送しました。

そのアンケート内容も企画課がたたき台をつくり、まちづくりビジョン会議で何度か、文言や内容の修正確認を行ったのちに、皆様のもとに届いてます。


具体的なアクションといえばそれぐらいなものです。


そして、総合計画の具体的な素案づくりは、実は27年の4月以降からすすんでいきます。


一応この委員会では、その総合計画の将来像とか、重点施策とかいったフレーム的なものをこの年度内にはつくろうといっていますが、こんな漠然としてものを作りこむということがいかに難しいか感じています。



日本創生会議が、消滅自治体のリストを公表しました。
私はあれはとてもインパクトなる内容だったなと思っています。

将来人口という誰にとってもわかりやすい指標を出され、日本中に、相当なる危機感が共有されました。


いまのまま何も手をつけなければ人口はこうなるという将来の姿を実にリアルにイメージさせてくれるからです。


私がいま総合計画の一つのフレームとして考えているのは、この『人口』という切り口を10年後のビジョンにどう据えていくのかというものを導いていき、いまおかれている香美町の危機と、それを乗り切るための方策を示すということです。


今はまだ数字的なことは完全に把握できていませんが、今現在、1歳時までの子どもの数は、香美町もきちんとした数字をつかんでいます。

ですので、10年後の未来とは、その子どもたちが10歳となります。


小学校の児童の数はそのときに、何人というのはきっちり予測できるので、小学校がやらなければならない方策はその数字からある程度導き出せるのではと思います。


また学校を卒業して、都会にでる学生がどれくらいいるのかということも、過去のデータでその割合をだし、現在の8歳ぐらいの子供たちにあてはめれば、18歳人口が香美町にどれくらいいるのかということもある程度想定できます。


そうなった町の姿から導き出せる香美町の運営の仕方というものを想定できるし、ではその人口減に対して、どのような施策をすれば、人口減少を止められるのかといった具体案も導くことができるのではないかと思います。


まだまだ総合計画が皆さんにとって身近なものとなっていません。
ぜひ一人でも多くの方に関心をもってもらい、参画をしていただきたいと考えています。


行政にいま不満をいただいている人、町長に対して、こうしたらいいのにとか、議員さんにこんんかことをお願いしているのにといって実現できていないことに腹を立っている人、

行政は計画にのっていないものは基本いきなりやることはありません。


だから、今しかこのチャンスをはありません。

どうかどうかみなさん、この総合計画にその不満をぜひぶつけてください。